<お便り>
<お返事>
お問い合わせ頂きありがとうございます。
型紙彫刻を始めるにあたり最低限必要なものは、
(2)←選んだ図案に丸キリを使う部分があれば必要となります。絵柄に合わせて必要なサイズのキリをお選びください。
(4)←図案と型紙が別になっているものと、型紙に図案が黒で刷り込んである図案入り型紙があります。初心者の方は、図案が別紙だと全て彫り終えるまでもたず図案を切り離してしまうこともありますので、後者をおすすめします。
(6)←彫ったものを色紙などに貼付ける仕上げの際に必要となります。慣れてきた方は障子のりと刷毛で貼る方がキレイなのですが場所と時間を少しとりますので、手軽に貼れるという点で初心者の方にはスプレーのりをおすすめしております。
つまり、道具セットと型紙以外には(2)/(5)/(6)の3つを用意されると良いかと思います。
<お便り>
<お返事>
お問い合わせ頂いた2枚刃の小刀についてお答え致します。
大変申し訳ございませんが、当方では取り扱っておりません。
2枚刃の小刀は、本職の職人さんが引き彫りで柄の輪郭線などの細い線を彫るために使う「二挺」(太さが均一)と「くるい」(太さが力加減で変わる)がありますが、どちらも職人さんが自分で使うものを作るのみで販売はしておりません。
では細い線を彫るにはどうしたらいいか・・・
コツを3つほどあげさせていただきます。
(1)右利きの方は( カーブ、
左利きの方は )カーブ の曲線が彫りやすいと思います。
彫る部分が彫りやすい向きになるよう型紙の向きを変える。→図1
(2)別の紙に彫りたいカーブの下描きをし、それを彫って手の動きを何度も何度も練習してから本番を彫る。
(3)図案の細い部分をあらかじめ自分で彫れると思われる太さに赤ペンで直してから彫る。→図2
以上の三つですがやりやすい方法にチャレンジしてみてください。
職人さんの小刀である二挺ですが、市販のカッター刃で似たものを作ることもできるようです。
~二挺もどきの作り方は準備できしだいこのページに載せていきたいと思っています。ただいま準備中ですm(_ _)m~
二挺もどきができました!ご参考にしてください。↓
<お便り>
<お返事>
お便りを頂きありがとうございます。
おたずねの件、大変申し訳ございませんがただいまのところ突き彫りの際、下に敷いて使う板(穴板といいます)を販売する予定はございません。
どうしても手に入れたい場合はお知り合いから譲ってもらうか自分で作るか、の方法でしょうか。
~ご自分で作られる場合の参考になるか分かりませんが、スタッフが作った時の詳細です~
板はホームセンターでカット済みのパイン集成材(1000円もしない安価なもの。サイズは A4 分くらいあれば十分。 厚さは 1.5 センチでしたがもう少し薄くてもよかったです)を購入し使用。
あける穴の大きさを直径3センチと2.5センチとした。(任意のサイズで良い)穴を開ける方法は円周にそって電動 ドリルで小さな穴を並べて開け、円の中を取り去る。(ホームセンターなら一発であけてもらえる所もあると思います。)
表面はカンナと荒目の紙ヤスリを端材に巻き付けたもので四方をなだらかになるまで削った。 裏側は彫りくずが落ちて溜まれるよう少し空間を作るため、左右端から3センチを残して表面をサンダー(電動やすり)で削り、薄くした。
仕上げに全体を目の細かいの紙ヤスリでみがいた。
【備考】
集成材は木の目がばらばらでカンナに引っかかる部分もあったのでカンナをかける場合は集成材でない方がいいかも しれません。
別の方法として、厚さ1センチの板を使用し、裏は削らず4ミリ厚のベニヤなどを(たて幅は板と揃えよこ幅を3セ ンチくらい)にカットしたものを貼付けて足とした方が作業は楽だと思います。
穴板は職人さんが個々に用意しているものですので決まった形がなく、明解なお返事ができず申し訳ございません。 またご不明ながあればいつでもお便りお待ちしております。
<お便り>
<お返事>
お便り頂きありがとうございます。
1、図案の表裏について、型紙の裏を表にして額装していただいても構いません。 裏面は刷毛目が目だちますがそれがかえって面白い表現になったり良い雰囲気がでることもありますので(^ ^)
ただご注意頂きたいのは、図案の中に左右比対称の文字(例えば亜は OK でも阿はまずいです)があったり着物の人物がいて襟のあわせがわかる物は(あわせが逆になると死装束で縁起が悪いので)やめておいた方がよいでしょう。
2、切れてしまった箇所について おっしゃるとおり裏側から小さくきった紙テープをはって切れた箇所をつないでから台紙に貼れば大丈夫です。はみ出たテープが表からみえないよう注意してくださいね。
また分からないことがあればいつでもお便りお待ちしております。
<お便り>
<お返事>
丸キリの研ぎについてですが、申し訳ございませんが専用のヤスリはございません。
道具としては小刀を研ぐ際に使用する砥石と同じものを使います。 荒砥、中砥石、仕上げ砥(天然石)の順で刃先をまわしながら、同じところばかりが当たらないように研ぎます。 しかし経験を積んでいただかないと難しいかと思います。
おおすぎでは丸キリの研ぎ直しも承っております。1本525円(税込)からで、状態によっては直せないものや追加のお代をいただく事があります。
それでも砥石で!とお考えであれば、お手数ですがお電話でご注文いただければ幸いです。
また丸錐のご使用法で寿命も変ってくるかと思います。 図案をスプレーのりで張り付けて彫刻されていると彫りくずが詰まりやすくなります。
不必要に強い力で彫ったり、錐が紙に対して垂直でないと(正しい持ち方をせず片手で彫るなど) 無理な力がかかり、刃先がかけやすくなります。
<お便り>
<お返事>
お便りありがとうございます。
スプレー糊77で色紙に貼り付けるコツですが、 お客様のお考えになっている方法でだいたい大丈夫だと思います。
型紙のうらに色紙をおく位置のしるしを付け新聞紙を下に敷いて上からスプレー糊77を吹きかけます。 缶が冷たい気温であれば糊の粒子が粗くなるので暖かい部屋に置いておいたり、ぬるま湯でさっとあたため てから吹くと良いです。
のりのついた型紙をきれいな平らな場所に置き直し、端を紙テープなどで軽く固定します。 そこへ裏向きにした色紙を印に合わせてそっと置きます。 表からきれいな紙をあてて手の腹又はふきんなどでこすります。 型紙のはみ出した部分は裏からおおまかにカットします。
ただ気を付ける点としましては、貼り付けた後に色紙の金のふちを出すためにも、はみ出した型紙をカットするのですが、のりの力が強くきれいにはがれないかも知れません。(額に入れてしまえば見えないところですが)またスプレー糊77ですと 失敗してどこかにくっついてしまうと2度と無事にはがす事は難しいです。
印に合わせて色紙をおくのが難しければ、色紙サイズ以上の白い厚紙に位置を気にせず貼り付け、その後色紙サイズにカットするという方法もあります。(繰り返しになりますが)額に入れてしまえば色紙もカットした厚紙も端は見えないので変りはなく大丈夫です(^^)b