柿渋に墨(墨汁)を混ぜて、檜の板に塗りました。(塗りムラを防ぐため布で少量の柿渋を擦り込むように塗布します。)
墨汁を混ぜることで、赤茶色の柿渋の発色が、落ち着いた焦げ茶に近い色になっています。
柿渋の量に比較すると混ぜた墨汁は僅かですが、結構色の変化がありました。お客様の経験談からも、墨汁の種類と仕上がりの色合いにより、あらかじめ比率を試す必要があると思います。
※混合時にはひとつ注意点があります。
原液の柿渋に墨汁をそのまま入れると、完全に分離してしまい、かき混ぜましたが、混ざりませんでした。
そこで墨汁を水で薄めておき、少しずつ柿渋に入れると、簡単に混ざってくれました。
正確に計っておりませんが、柿渋に対する、墨汁+水の比率はごく小さいもので試しました。→柿渋と墨汁の混合
画像は塗布して3日後の様子です。経過時間が少ないので、柿渋はまだ薄い発色です。
(左側・上が柿渋に少量の墨汁を混合したもの、下が柿渋のみ、右側が白木です。)
(※数年経過後の写真を撮ろうと思いますが、見つかりません。申し訳ありません。)
※使用した墨汁はたまたま持ち合わせたもので、「唐煙墨」という表示がありました。
(種類についてお問い合せがありました。H15.11.5)
※柿渋を購入いただいたお客様から、墨汁と混ぜて(蔵の外壁に)塗装した画像とコメントをいただいています。ご参考にしてください。
※お客様から、同様に墨汁と混合し古民家改修でヒノキ床材(屋内)に塗装した直後の様子をご連絡いただきました。
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