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手作り柿渋石けんが出来上がりました。

 手作り石けんの「熟成」には4~6週間が必要で、風通しの良いところに放置しなければならない、ということです。この時間にどういう過程が起こるのかは勉強不足で解らないのですが、とにかくじっと我慢して1カ月が過ぎました。

石鹸を整形後に熟成して、ようやく完成です。

前ページでの作業の後、4辺をカットして取り除きました。その他にも、作業(端切れを混ぜたりして…)の結果、写真の6種類ができました。

6種類の手作り石けん
高粘度柿渋入り手作り石けん

  前ページで製作過程を紹介したものです。従来の臭いのある柿渋(高粘度)を入れました。
オイル・苛性ソーダ水溶液・柿渋を同時に混合しましたが、攪拌時間が不足だったかもしれません。
混合30時間以上後にも上澄み液(オイル?)が残っていたので、それを捨て、かつ4辺の固まりにくい部分をカットして取り除き、整形しました。

高粘度柿渋入り手作り石けんの残骸を丸めたもの

 上の石けんの4辺をカットしたときにできた残りものを、(処分にも困りますので)手で丸めてみましたが、固まってくれました。
4辺の部分を一緒にしたからかもしれません。

無臭柿渋入り手作り石鹸

 これも製作過程を紹介したもので、無臭柿渋を使用しました。
オイル・苛性ソーダ水溶液・柿渋の同時混合ですが、攪拌時間はさらに不足しており、あわてたために苛性ソーダも水に十分に溶けていなかったと記憶しています。
そのためか成分が分離しているようで、もっと慎重に作業すべきだったと反省しています。
高粘度のものと同様に上澄み液を捨て、4辺をカットして取り除き、整形しました。

無臭柿渋入り手作り石鹸の残骸を丸めたもの

 上のカットした4辺を丸めたものですが、白っぽい部分(苛性ソーダか?)は硬く、混ざりませんでした。
これが一番使って良いのか不安です。

高粘度柿渋入り手作り石鹸の製作2回目

 これは、前ページの作業の数日後、柿渋の混合は後ですべきだったとの反省をもとに、材料のオイルも残っていたので再度作ったものです。
今回はオイル(比率は前回と同じ)と苛性ソーダ水を混合・攪拌し、トレース(少し固まってくること)が出てきてから、柿渋(臭い有り・高粘度)を混ぜました。
 24時間後には上澄み液も出ず、均一なものができましたので、型(牛乳パック)から取り出し、数センチずつカットしたものです(4辺はカットせずそのまま)。最初のものとは少し色合いが異なります。チョコレートケーキみたいです。

柿渋を入れない普通の手作り石鹸

柿渋石鹸を作る際に、柿渋を入れないものも作ってみました。
オイルは前ページの説明にもありますが、オリーブオイル・パームオイル・ココナッツオイルです。
やはりこれが一番石けんらしく、見ていてほっとします。

※出来上がったもののまだ使用していません。手間暇かけて(ちょと雑な部分もありますが)作った物なので、飾っておきたい気にもなります。手作り石けんは、苛性ソーダの扱いに注意が必要ですし、混合のタイミングや攪拌時間によっても出来上がりに違いが出てくるようなので、なかなか難しいものだと思いました。正直、最初は材料を合わせてかき混ぜれば何とかなるのではないかと思っていましたので、出来上がりはそれ相応のものになってしまいましたが、もっと丁寧に、かつ色々工夫すれば、楽しい趣味になるのでしょうね。作品を使うと泡となって消えてしまうのが寂しいですが。

手作り柿渋石鹸を使ってみました。

その後、使ってみました。市販されている柿渋石けんは加齢臭に効果があるようですが、私が作ったものでは、効果は良くわかりません。
ただ、柿渋石けんは、下の写真のように柿渋の色が出てしまいます。手を洗うような場合は流れてしまいますので問題はないのですが、タオルなどに付くと、「柿渋染め」になってしまいますので、要注意です。

手造り柿渋石鹸と普通の手作り石鹸を泡立てて比較
柿渋石けんの泡の色

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