高粘度の柿渋と墨汁を混ぜて塗られたそうです。
(SK様からの詳細コメントが大変参考になります。)
===(SK様より)====
(前略)・・・柿渋には市販の墨汁を混ぜて使用しました。
割合は、水で1.5倍に薄めた高粘度の柿渋1000ccに水で2倍に薄めた墨汁200ccです。
但し、柿渋を薄めるための水でも墨汁をまず薄め、それから柿渋と混ぜました。
墨汁が薄いほうが柿渋と良く混ざるからです。
この割合のものを壁板と柱に塗布し、背面を除いた柱には墨汁の量を約2倍にしたものをもう一度塗布しました。
高粘度を使用した理由は、柿渋ではなく墨汁で色を出すためと、高粘度なら水で1.5倍くらいに薄めても表面に被膜を作ってくれるだろうとの「素人考え」からです。
塗布後は期待通り被膜ができ、壁板を張った大工さんも、板につやが出た、と言っていました。
塗布した面積は、約80平米ですが、柿渋は2本で足り、半分も余ってしまいました。
余ったものは大切に保存し、補修等に使用したいと考えています。
外壁に使用しましたので、柿渋・墨汁塗装の耐久性を今後注意深く観察します。
以前、柿渋塗装の後に玄米油をすり込む方法をご紹介しましたが、柿渋だけより色が深く、現在も非常に良い感じです。
また、水をはじきますので汚れがつきにくいです。
桐の米びつの他、土蔵の中の張り替えた床板と改築した書庫の床と壁板に使用しました。・・・(後略)
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高粘度の柿渋1.8リットル入りを4本お買い上げいただきましたが、上記のご使用では半分残ってしまったようです。
以前SK様から、柿渋の上に玄米油を塗る方法をお教えいただきましたが、昔の人が米糠を袋に入れてその油分で床などを磨いたということから、ヒントを得て試されたとのことでした。(私も乾性油を試してみたいのですが、なかなかできずにいます。)
立派な蔵で、墨汁の色が白壁に映えて綺麗だと思います。
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